コンディション解説 & ダメージ・エラー用語
コンディション表記
MINT (ミント)
未使用品、デッドストックなど、最高級のコンディション。または使用感が全く感じられず新品と感じられる状態。セットものは箱入りであったり、単品なら、販売当初のステッカーが付いているものなど。
EXCELLENT (エクセレント)
あまり使用感を感じさせず、ツヤがあり状態の良いもの。例えば、表面の小キズなど、光にかざしてやっと見つかるような劣化・エラーがあるもの。
VERY GOOD (ベリーグッド)
多少の使用感があるもの。目立たない欠けや小さな傷、劣化線、小さなペイントロスなどがある状態です。ビンテージ品では一般的によく見かけるコンディションで、普段使い用のマグ・食器をお探しの方には、お値段も手頃でオススメです。
GOOD (グッド)
使用感があり、カケ、スレ痕、光沢の薄れ、かき混ぜ痕などが目立つ状態ですが、まだ使用できると判断されたもの。ベリーグッドより状態が目立つもの。普段使い用として、ガンガン使いたい人にオススメできるコンディションです。
OUTLET (訳あり、アウトレット)
使用感が多くスクラッチ、傷、色シミ等が目立つもの。食器として使えないこともないが、人によっては抵抗を感じそうなもの。インテリアとしてまだまだ使えるお買い得品!
ダメージ用語
◇ワレ、ヒビ、クラック
ヒビ割れです。特に細くて華奢なカップのハンドルに入りやすいです。製造後にできたダメージです。
◇劣化線、年季ライン、ストレスクラック
ヒビと間違われることが多いですが、ガラスの形成時にできた線状のライン。または時間の経過で生じた表面上の薄い亀裂。ハンドルの付け根、マグの底付近などに見られます。見た目ほど深刻ではありません。衝撃によるヒビではなく表面上のもので、ご使用に問題はありませんが、レンジでのご使用は避けてください。劣化線、年季ライン、ストレスクラックなど呼び方はさまざま。製造工程でできるエラーです
◇カケ、チップ
チップとは欠けのことをいい、商品のフチの部分によく見られます。特にスタッキングマグなどは、重ねて収納される為、細かいチップがフチにできることがあります。製造後にできたダメージです。
◇削げ
ガラスを斜めに薄く切り落としたようなカケ。製造後にできたダメージです。カケの一種ですが、リム(飲み口)の削げは唇にひっかからない浅いものが多いです。
◇フリーバイト、リムのざらつき
リム(飲み口)の内外にできる細かなギザギザです。ノミ(Flea)が噛んだような形状にみえるため、フリーバイトと呼ばれます。製造時に商品を型から外す際に出来るバリ・ギザギザだと言われています。カケ・チップほど程大きくありません。指先で触れて、ほとんどギザギザ感が無く滑らかな(スムーズ)なものと、ギザギザ(ざらつき)があり、飲み口に当たる箇所にあると違和感を感じるものもあります。製造工程でできるエラーですが、製造後に出来る極小のカケがフリーバイトとみられることもあるようです。
◇練りムラ、練りジワ
型にガラスを流し込んだときの形成ムラ。シワっぽく出ているものや、色ムラになって出るものもあります。製造工程でできるエラーです。
◇ヘアライン、練りムラのライン、ホワイトライン
ライン状の白っぽいラインの練りムラ。強めに出たものは凹凸がありヒビにも見えてしまい、爪で触ると引っかかるものもありますが、よく見るとガラスを練りこんだ時の生地の流れだとわかります。単独でラインが1本のものから、数本並んで出ることもよくあります。製造時の練りムラが原因と思われます。
◇スレ、スレ痕
保管時に、他の食器との接触などにより付いたと思われる擦れた跡や、テーブル接地面のボトムにつく擦れた痕、擦れた傷など。製造後にできたダメージです。
◇スクラッチ、小キズ
ひっかき傷で表面上のもの。使用や保存からくる小さく細かいキズなど。製造後にできたダメージです。
◇かき混ぜ痕
スクラッチの一種ですが、こちらは金属製スプーンなどでかき混ぜた事で出来るこすれ痕・スクラッチ。マグカップの内底、ミキシングボウル内底などに見られるキズ。製造後にできたダメージです。
◇ホワイトスポット
生地の練りが足りずダマになったり不純物が混ざって出来た白い点。多かれ少なかれほとんどのミルクガラスに見られます。製造工程でできるエラーです。
◇ブラックスポット、黒点
ボールペンの先で突付いたような小さい黒い点。製造工程でできるエラーです。
◇グレー痕、着色
不純物が入り込んでか、製造時に何かに接触してか、カップの飲み口やプレートの縁などに見られる茶色、銅色、黒っぽいもの。
◇シルバー痕、金属痕、シルバーの着色
他食器との擦れによってできた痕。シルバーや金色っぽくなる。リムやボトムに多くみられるほか、パイレックスのボウルではリムやスパウト(注ぎ口)周辺にもよくみられる。未使用の状態でも、
長年保存されているうちに箱などとスレて金属痕がついていることもある。製造後にできたダメージです。
◇ペイントのずれ
ペイントが、ずれていたり、傾いていたり、柄の一部がハゲている状態。よくみられるエラー。製造工程でできるエラーです。
◇ペイントの色ムラ
ペイントを吹き付ける際にムラができたものなどで、ビンテージならではのエラーです。製造工程でできるエラーです。
◇ペイント、インクの飛び、着色
製造時のミスによるもので、関係の無いほかの箇所にペイントがついている状態。製造工程でできるエラーです。
◇ペイントロス
ペイントの線が切れていたり、色がのっていなかったりなど。製造過程でできたものと、人為的にできたものとあります。
◇ウォッシャー痕
長期に渡り食洗機(ディッシュウォッシャー)に洗われ、高温による洗浄や化学洗剤により白っぽく光沢がなくなったり、短いホワイトラインのような細いカサカサしたスレ痕ができた状態のこと。製造後にできたダメージです。
◇ツヤ・光沢の薄れ
もともと光沢があった部分に光沢がない場合など。理由は様々あるが、経年・長期使用によるもの、つまりマグ同士がこすれ合ってできたり、食洗機の洗剤が原因だったり。製造過程でできたものと、人為的にできたものとあります。
◇凹み、凸凹
丸みを帯びたへこみや突起で、製造時に型へ流した際にできたエラーと思われます。製造工程でできるエラーです。
◇微妙な歪み
マグ全体がやや傾いていたり、リムや側面が歪んでいたりします。なんとなく「真っ直ぐじゃないような気がする」程度のものが多い。製造工程でできるエラーです。
◇気泡
ガラスの成形時に入った空気の泡。気泡があると電子レンジで使ったときに空気が膨張して割れる原因となります。気泡は製造工程でできるエラーです。